実際に利用している人の声を聞いてみたい。
こんな疑問を解消します。
普段僕はエンジニアをやっているのですが、デザインやコーディングもできるようになりたいなと思いデジハリの「Webデザイナー講座 フリーランスプラン」を受講してみました。
デジハリはネットでは叩かれていることも多いのですが、最初の体験会に行った際の雰囲気が良かったことから受講を決め、最終的には満足することができたのでネットの批判だけを鵜呑みにしなくて良かったです。
とはいえ実際に受けてみると「ここは直して欲しいな・・」と思うところも多くあったことは事実です。
そこで今回は実際に半年間デジハリを利用した僕が、「実際に受けてどうだったのか」やデジハリのメリット、デメリットなどをご紹介します。
この記事を読むことでデジハリのリアルを知ることが可能です。
6ヶ月で未経験からWebデザイナーになる!【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】
デジハリを受講した経緯
まずデジハリを受講した経緯だけ簡単にお話しておきます。
僕は「Webデザイナー講座 フリーランスプラン」というWEBデザイナーを目指す講座を受講していました。
デジハリを受講しようと思ったのは「WEBデザイナーになりたかったため」です。
デジハリを受講したのは1年ほど前なのですが、当時エンジニアとして働いていた僕は非常に残業が多く別の仕事を考えるような状況でした。
そんな中で社内のWEBデザイナーが楽しそうに働いているのをみて「絵は描けないけどコーディングならできそう!」と考え、WEBデザイナーを目指すこと決意しました。
デジハリの実際の受講内容とスケジュール
僕が受けた「Webデザイナー講座 フリーランスプラン」はWEBデザイナーのフリーランスを目指す人向けの講座で以下を学ぶことが可能です。
・Adobe Illustrator
・Adobe Photoshop
・HTML
・CSS
・Javascript
・バナー制作
期間は半年で、3ヶ月目に中間課題、6ヶ月目に卒業制作があります。
デジハリでは講義形式の授業はなく動画をみて自分で学び、章終わりごとに出される課題をこなしてトレーナーにみてもらうという流れになります。
もちろん常にトレーナーの方はいるので、動画の講義を受ける中でわからない点があればいつでも質問することは可能です。
デジハリを受講するとAdobe製品やデュアルディスプレイを使えるPCが配置されている作業場を使えるようになるので、そこへ行って動画を見て学習していました。
ただ必ずしもその場所へ行かなくてはいけないわけではなく、受講生にそれぞれ振られるIDとパスワードを使えばPCからも動画を見れるので家が遠い場合には自宅で学習することも可能です。
僕は職場から近かったので、毎日仕事帰りに寄っていました。
僕が通っていたところでは22:00時まで作業部屋が解放されていたので、20時頃に部屋について2時間ほど学習するという毎日でした。
それでは僕の6か月間の体験談を、順を追って説明していきます。
1ヶ月目〜3ヶ月目の進め方
最初は動画をみて基礎知識をつけるところから始まります。
順番としては「Illustrator->Photoshop→HTML→CSS→Javascript」という流れになっています。
動画は結構なボリュームになっており、全てやり終えるためには200〜300時間は必要です。
1日2時間くらいやるとしても3ヶ月は動画での学習にかかると思います。
動画では講師の方が操作するのを真似ることで動作を覚えていき、一通りが終わるとその再現を自分1人でやるという課題があります。
課題の一例をあげると以下のようになります。
・Illustrator:名刺作り
・Photoshop:バナー作成、Webサイトのモックアップの作成
・HTML・CSS:Photoshopで作ったモックアップをコーディングで再現
・Javasvript:フェードインプログラムの作成
メインとなるのはPhotoshopとCSSで、コーポレートサイトをPC・スマホのレスポンシブで作る課題が一番難しかったです。
4ヶ月目
だいたい3ヶ月ほどで一通りの課題を終えて4ヶ月目からは中間制作に入ります。
中間課題からは自分で1からページを作るという課題です。
自分で1からphotoshopでデザインを作り、コーディングまで行います。
単にWebサイトを作るだけでなく、Webサイトを作る上で大切になるどんな人に向けたサイトなのかというペルソナの設定まで考えて作成を行います。
僕は「大人向けのピアノ教室」というサイトを作りました。
自分でサイトを作れるようになるとかなり自信になりますし、このレベルができるようになるとココナラなどのクラウドソーシングサービスなどにある案件も自信を持って受けられるようになります。
5ヶ月目〜6ヶ月目
最後の2ヶ月は卒業制作を準備をしていました。
ここでは2作目となるサイトを作ることになります。
完成すると最後に発表会があるので、そこでお互いの作品を見せ合うようになっていました。
大学の卒業制作のように、最終日付近は残って遅くまでやる方も多く学生のような気分になります笑
無事に作品を作り終えて最後に作品を発表したにはかなりの達成感がありました。
実際にデジハリに通ってどうだったの?
結論からいえば満足することができました。
ただ、最終的にはデザイナーにはなってはいません。
というのも以前は残業が多かったエンジニア業務の負担がだいぶ減り、安定して働けるようになったため元の会社にそのまま勤めています。
ただ何社かお声がけをいただけたのでおそらくなろうと思えばWebデザイナーにはなれたんじゃないかなと思っています。
実際に一緒に勉強していた他の方は何人もWebデザイナーになっていました。
「WEBデザイナーにならなかったことで40万円は無駄になってしまったか」というと全くそんなことはなく、非常に多くのスキルを得ることができました。
デジハリに通ってよかったなと思える理由は以下のとおりです。
・本業以外で稼ぐ力がついた
・画像加工・編集技術の取得
・会社以外の新しい交友関係が築けた
デジハリの受講を終えての感想①本業以外稼ぐ力がついた
まずデジハリに通ってよかったと思えるのが身につけたコーディングのスキルで稼げるようになったことです。
今まで本業以外で稼いだことがなかったので、初めて副業で稼いだ際には少し感動しました。
具体的にはデジハリの講師にはフリーランスの方が多いのですが、その方達から仕事をもらうことできました。
金額にして10万円ほど稼げたので、4分の1ほどは回収できたことになりますね!
同時期に始めた30代の未経験の方はコーディングのみで毎月60万近く稼ぐレベルになっており非常に驚きました。
その方はかなり努力されていたので特別かもしれませんが、デジハリがきっかけであることは間違いないです。
デジハリの受講を終えての感想②画像加工・編集技術の取得
デジハリで学んだPhotoshop、Illustratorの技術はスクールを終えた今でも頻繁に使っています。
例えばブログのアイキャッチや会社のプレゼン資料時などですね。
今後は世の中的にYoutubeなどの動画事業がどんどん増えると予想されますが、そこでも画像の編集技術は大きく役立ちそうです。
デジハリの受講を終えての感想③会社以外の新しい交友関係が築けた
デジハリにいって最も良かったなと思えたことは社外の人との新しい繋がりを得られたことです。
社会人の場合自社以外の人と交流する場はそれほど多くはないかと思いますが、デジハリに6ヶ月通ったことで会社以外の人と交流する機会が増えました。
わざわざスクールに通うような方のため非常に向上心が高い方が多く、そういった方とデジハリを卒業した後も毎月のように会うような関係性を得ることができたのは非常に大きかったです。
デジハリのデメリットは3つあります
僕が実際に感じたデジハリの不満は以下の3つです。
・動画をスマホで見れない
・講師の質に差がある
・金額が高い
それぞれ解説します。
デジハリのデメリット①動画をスマホで見れない
デジハリの動画はかなり量があるので通勤時間などにも見れたらいいなと思ったのですが、PCからしか見ることができませんでした。
仕方ないのでPCから見るようにしていました。
僕が通っていたのは少し前のことなので、もしかしたら今は見れるようになっているかも知れません。
デジハリのデメリット②講師によって合う合わないがある
講師は曜日によって変わっていたのですが、教え方などで自分に合わない人もいました。
こればかりは相性のため自分にあった人が何曜日にいるのかを覚えて、なるべくその人がいる日に行くようにすると良いでしょう。
デジハリのデメリット③金額が高い
僕が利用していたコースは40万円ほどだったので決して安くは無い金額でした。
しっかりと使い倒さない場合にはかなり高い金額になってしまいます。
お金を払っているからこそバンバン質問も可能なので、可能な限り講師の方を利用するくらいの気持ちでやるのがおすすめです。
またなるべく知り合いを多く作ることも大切です。
僕はデジハリで知り合った人経由で何人かお仕事をいただき、10万円以上稼ぐことに繋がりました。
このようにしっかりと使いこなすことができれば回収可能なので、「とにかく利用する」という気持ちが大切になるかと思います。
次はデジハリのメリットについてもみていきます。
デジハリのメリット3つ
僕が実際に利用して感じたデジハリのメリットは以下の3つです。
・作業場を使い放題
・同じ志を持った人たちと一緒に学習できる
・自分が作りたいものを作れるため主体的に学べる
デジハリのメリット①作業場を使い放題
デジハリに通うとAdobe製品やデュアルディスプレイが完備された部屋を営業時間中であればいつでも利用可能になります。
僕は家ではあまり集中できないタイプのため積極的に活用していました。
部屋も綺麗で、わからない点はいつでも講師に質問ができるためかなり効率の良い学習ができていたんじゃないかと思います。
デジハリのメリット②同じ志を持った人たちと一緒に学習できる
デジハリの生徒は転職を目的などにしている意欲の高い方が多いです。
1人だとなかなかやる気にならない学習も、周りに頑張っている人がいるので自然とモチベーションも上がりました。
またデジハリでは生徒同士の会話も多く行われています。
様々なスキルを持った人がいるので、積極的に話すことができれば1人では得られないスキルや業界の情報を知ることが可能です
デジハリのメリット③自分が作りたいものを作れるため主体的に学べる
デジハリの特徴として講義式の授業はなく、自分が作りたいものを作るような方針になっています。
もちろん最初の数ヶ月は動画で基礎を学ぶのですが、以降は自分が作りたいものを作成していくようになっていました。
基本的に受け身で学習してもなかなか捗りませんが、デジハリでは自分が好きなものを作ることで主体的に学べるため楽しんで学ぶことが可能です。
わざわざスクールに通う必要はあるのか?
スクールで学ぶことに対しては必ず「今は無料で学べるのにわざわざお金を払うのは勿体無い」という意見が上がります。
これは間違った意見ではなく、確かにスクールで学べる内容はネットで探せば見つかるものが多いです。
ただそれでも個人的にはスクールに通う方がコスパで上回ると考えています。
僕があえてスクールに通った理由は以下の通りです。
・体系的に学べる
・全体像が把握できる
・新たな繋がりができる
もちろん今はネットが発達しているので探せば情報は出てきます。
ただ初心者の場合はそもそも何を学んでいいのかもわからないですし、探す時間が非常にもったいないです。
スクールで学べば抜け漏れもないですし、業界情報も周りの詳しい人から学べるので無料で苦労するよりもコスパ的にはメリットが大きいです。
都会に住んでいる方は「デジタルハリウッドSTUDIO上野 by LIG 」がオススメ
デジハリは全国にあり、企業とデジタルハリウッド社が連携して運営をしています。
その中でも特に評判が良いのがLigが運営する「デジタルハリウッドSTUDIO上野 by LIG 」です。
LigはWeb制作をする人なら知らない人はいないほど有名なWEB制作会社で、かなり実力があります。
実際のWEB制作現場を知っている方から教えてもらえるため最新の情報が手に入りますし、そういった方々と知り合えるのはWEB制作に携わろうとするのであればかなりのチャンスです。
僕は地方に住んでいたため受講できなかったのですが、都会にいれば間違いなく「デジタルハリウッドSTUDIO上野 by LIG 」を選んでいたと思います。
専用のコワーキングスペースも使い放題でかなりコスパが良いので、都会に住んでいる幸運な方は検討してみると良いかもしれません。